獣医師Veterinarian
2021年 新卒入社
プリモ動物病院 上溝 / 腫瘍科・CTセンター 所属
獣医師
渡邊 結以花
■ 今の仕事内容を教えてください。
診療開始前は入院管理を積極的に行っており、自身で入院症例を持った際のイメージトレーニングも欠かさず行っています。
診療開始後は、ワクチンや掻痒を主訴に来院している患者様の診察や、保定、採血、留置、尿・糞便検査、調剤、レントゲンの撮影等を行っています。先輩獣医師がどのように問診をとり、身体検査からどのような情報を得て必要な検査を選択・治療を行っているかなど、カルテの書き方や最適な診療方法を日々学んでいます。
■ 現在、積極的に勉強していることは何ですか
『診断力』を身につけるため、日々勉強をしています。
盲目的にスクリーニング検査を行うのではなく、主訴、身体検査所見から必要な検査を見抜く『診断力』は、これから一人前の獣医師になるために必要なスキルだと思っています。また、現在は避妊手術の助手にも積極的に入るようにしており、解剖、術式を理解した上で自ら執刀する事を念頭に置き、どう臓器を把持したら執刀医が行いやすいかを意識して行うようにしています。
■ 今後伸ばしていきたいスキルはありますか
診察や手術の幅を広げ、技術を磨いていきたいと思っています。解剖を頭にしっかり入れて、臓器の描出、画像所見から診断を下せるよう経験を増やしていきたいと思っています。いずれは専門分野を持ちたいと考えていますが、どの分野を深めるにも診断力は欠かせませんので、日々の診察、先輩方の症例から学べることはすべて吸収していきたいと思っています。
■ 5年後、10年後の目標は何ですか
5年後には、腫瘍科の第二種を取りたいと思っています。また専門分野を身につけたいと思っています。プリモでは博士号や認定医、専門科目を極めている獣医師などが多数在籍しており、伸ばしたい分野のスキルアップを応援してくれると先輩獣医師から聞きました。大学に通いながら勤務もできるということで、私も今後何か好きな分野を見つけたら通いたいと思っています。勉強をしている獣医師が多いから互いにフォローし合うこともでき、切磋琢磨できる環境は、私にすごく合っているなと感じます。10年後は、専門分野のエキスパートになっていたいと思っています。
■ 入社前と入社後でプリモの印象は変わりましたか
病院の印象は大きく変わりませんでした。入社前は、他の動物病院も何箇所か実習に行っていましたが、一番雰囲気が良かった為、プリモ動物病院に入社を決めました。入社後もその時実習で感じた雰囲気と変わらないと思います。プリモは先生が多いということもあり、診察中、自身で判断に迷うことがあっても、すぐに相談することができます。また、困ったときは先生の方から声をかけてくれることも多々あり、色々なことが聞きやすい雰囲気です。2年目、3年目、4年目とそれぞれの先輩方がいるため、将来のイメージもつきやすく目標が立てやすいことも良かったと思っています。
入社後、驚いたこととしては、グループ病院として内定式や入社式といった式典がきっちりと行われたこと、そして新人研修やフォローアップ研修がしっかりしていることは驚きました。
獣医師としてだけではなく、『社会人としての基礎』から学べたことはとても自身の実りになり、接遇にも応用できています。
■ 現在勤務している病院はどのような雰囲気ですか
とてもアットホームな職場です。 院長は、たいていのことは快く挑戦させてくれて、私にはまだ難しいことに関してはストップをかけてくださいます。色々と挑戦させてくれるということは、何が起きても院長をはじめ、先輩獣医師が確実に対処できる環境が整っているからと聞きました。信頼できる病院スタッフの中で、私の成長を最大限に促してくれる、そして忙しい中でもいつでも相談に乗ってくれる環境は他にはなかなかない環境だと思っています。獣医師だけでなく、動物看護師も主体となって動き、病院全体の動きを把握することで常に作業が円滑に進むようサポートしており、まさしく「チーム医療」だなと実感しました。誕生日やイベントごとでは毎回お祝いをしたり、仲が良いからこそ、チームで呼吸を合わせて動くことができる、そんな「相模原プリモ動物医療センター」の一員になれて、とても嬉しく思っています。
■ 学生に向けてメッセージをお願いします
初めての就職では学生の頃と違い体力を使うので、体力づくりは大切だと思います。私は人生で運動らしい運動をして来なかったため、体力不足を実感しています。また、リフレッシュは仕事にもハリが出ますので、自分なりのリフレッシュ方法を見つけておくといいかもしれません。
卒業してからも獣医の友人は特別で、プライベートな話も仕事の話も理解してくれるかけがえのない存在です。友人を大切に、支え合って国家試験を乗り越えてください。