プリモ動物病院で行う不妊手術
プリモ動物病院では、動物にとってやさしく・安全な手術を行い、動物自身にも負担が少ない手術になるような痛みのケアも十分に行っております。 不妊手術を行うことで、さまざまな病気を予防することができ、発情期の行動での飼い主様のストレスも軽減できます。
● 痛みのケアについて
手術は全身麻酔をかけ、卵巣(子宮)または精巣を取除きます。
プリモ動物病院では動物の安全を第一に考え、種類や年齢、体の健康状態にあわせた安心できる最善の麻酔及び疼痛管理を行っております。
● 麻酔管理について
- より安全で
安心な麻酔 - より痛みの
少ない手術 - より早い
手術後の回復
これら3つの柱を元に、痛みによる精神的・肉体的なストレスを軽減するため、動物に合わせた細かなケアを行っております。
プリモ動物病院で行う手術に関してより詳しい情報はこちらに掲載しています。
不妊手術とは
● 犬猫の避妊手術
- ・望まない妊娠を防ぐことができます。
- ・乳腺の腫瘍、子宮・卵巣の病気予防になります。
(子宮蓄膿症・卵巣腫瘍など) - ・猫は発情時の鳴き声が軽減されます。
- ・犬は発情出血がなくなります。
- ・腹腔鏡を使用した、負担の少ない
避妊手術についてはこちらをご覧ください。
● 犬猫の去勢手術
- ・性格が穏やかになり、攻撃性の低下が期待できます。
- ・犬のマーキング行動と猫のスプレー行動が抑えられます。(尿をあちこちに吹き付ける行為)
- ・縄張り意識が減り、喧嘩が少なくなります。
- ・精巣・前立腺の病気予防になります。
避妊・去勢手術の時期
子犬・子猫
避妊手術も去勢手術も、初回発情前(生後6~7ヶ月)が目安です。犬・猫いずれも、初回発情前に避妊手術を行うと、乳腺腫瘍の発症を高い確率で予防できることがわかっています。またオスの場合、本能的行動が現れる前に手術をすることで、スプレー(猫)やマーキング(犬)をする癖がつきにくいといわれています。
成犬・成猫
手術はいつでもできますが、メスはできれば発情中を避けてください。(普段より手術中の出血が多くなる為)また、中年期(およそ5歳)以上になると、より詳細な術前検査が必要になる場合があり、手術や麻酔に対するリスクを考慮したうえでも、より早期に手術を行うことをおすすめしています。
料金・費用
不妊手術費用の内容は、術前検査(身体検査、一般血液検査、胸部レントゲン検査)、麻酔・鎮痛処置、術後投薬、入院1泊(避妊手術の場合)、術後診察料を含みます。
※一般血液検査:CBC(全血球計算)、一般生化学検査(8項目)
※表示料金は税込です
体重 | 去勢手術 | 避妊手術 | |
---|---|---|---|
猫 | 共通 | 19,800円 | 29,700円 |
犬 | 5㎏以下 | 25,300円 | 36,300円 |
5~10㎏ | 27,500円 | 38,500円 | |
10~15㎏ | 30,800円 | 41,800円 | |
15~20㎏ | 33,000円 | 44,000円 | |
20~25㎏ | 36,300円 | 49,500円 | |
25~30㎏ | 38,500円 | 55,000円 | |
30㎏以上 | 44,000円 | 60,500円 |
- ※犬の料金は体重別で異なります。
- ※上記の料金例は5歳以下の健康な犬・猫の場合に限ります。
5歳を超えていたり、持病がある場合などは追加で検査や処置が必要なケースがあるため、
別途費用が発生する可能性がございます。詳しくは診察の際に獣医師へご確認ください。
● オプション
以下は、動物へのストレスを軽減するための追加オプションです。詳しくは獣医師とご相談ください。
※表示料金は税込です
詳細 | 料金 | |
---|---|---|
皮内縫合 | 縫合糸が外に出ない縫合方法です。術後の抜糸の必要がありません。エリザベスカラーの装着も必要なく、動物へのストレスが軽減できます。 | 2,200円 |
乳歯抜歯 | 生後6ヶ月を過ぎても乳歯が残っている場合、不妊手術の際に抜歯をすることをおすすめしています。 乳歯をそのままにすると永久歯の歯並びが悪くなり、歯周病のリスクも高くなります。 |
1,100円〜 |
ご予約方法
手術は予約制となります。
当院のご利用が初めての子は、手術前に診察をさせていただいておりますので、その際に手術日をご予約ください。手術にあたっては、十分なインフォームドコンセントを心がけています。
気になることがございましたら、どうぞお気軽に獣医師あるいは病院スタッフにおたずねください。
術前から退院まで
● 前日
-
事前準備
麻酔を使用するため、手術前日の21時以降にごはん・おやつは与えないでください。
胃の中に食べ物がある状態で麻酔を使用すると誤嚥をする恐れがあるため、21時以降に食べ物を与えた場合、手術を延期することがありますのでご注意ください。
お水は摂取可能です。
● 当日
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検査
当院ではより安全な手術を実施するために、下記の術前検査を行い、万全の準備で麻酔に臨んでいます。
※犬・猫共通
- ・一般身体検査
- ・血液検査(CBC)
- ・胸部レントゲン検査
- ・血液生化学検査
なお、高齢の場合や健康状態に応じて、上記以外の精密検査を追加することがあります。
また、術前検査で異常を認めた場合は、手術を延期させていただくことがあります。 -
麻酔
より安全に実施できる麻酔方法を採用しています。また手術中は循環・呼吸のモニタリングを行い、全身麻酔中の動物の状態を細かくチェックしながら手術を進めています。
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鎮痛
全身的な消炎鎮痛剤や手術部位の局所麻酔、さらには動物の状態に応じて鎮痛薬を投与して、避妊・去勢手術における動物の痛みに対しても、十分なケアを行います。
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術式
メス 当院では、「卵巣摘出術」を実施します。
一般的に避妊手術には卵巣のみを摘出する手術と卵巣と子宮を摘出する手術があります。避妊手術の目的の一つに子宮の病気予防がありますが、これは卵巣のみを摘出する手術でも十分効果が得られると言われています。
また子宮は膀胱をお腹の中で固定することにも役立っていると言われているため、当院では卵巣のみを摘出する手術を選択しています。オス 去勢手術では左右両方の精巣を摘出します。
まれに精巣がお腹の中に留まっていることがありますが(停留精巣)、その場合は開腹手術が必要となります。
(お腹の中に留まっている精巣でも、ホルモン分泌が行われます)なお、手術に当たっては血管を結ぶ、腹膜や皮下組織を縫うなどで、体内に残ってしまう糸は、すべて吸収性の糸(しばらくすると溶けてなくなる糸)を使用しています。