Information 専門科診療
腫瘍科
乳腺腫瘍・リンパ腫・肥満細胞腫
などCT検査や抗がん剤治療など
様々な腫瘍に合わせた
診断・治療に対応しています。
近年では、犬や猫の寿命の延長に伴い、腫瘍(いわゆるガン)の発生が非常に多くなってきました。ある報告では、全ての犬の23%が、特に10歳以上の犬では45%が腫瘍に関連し亡くなっているとされています。腫瘍は体の表面に出来るものが最も発見されやすく、飼い主様自身が気付かれ来院されることもありますが、レントゲン検査やエコー検査、血液検査などで初めて見つかる腫瘍も多数存在します。どのような腫瘍であれ、早期発見、早期治療が重要となります。そのため、当院では定期的な健康診断の実施を推奨し腫瘍の早期発見に努め、腫瘍の種類、症例の状態に応じた適切な治療を行うことを目指しています。
腫瘍科の詳細を見る麻酔科[ペインクリニック]
手術で起こる強い痛みや身体的な負担を軽減するためには、麻酔は不可欠です。動物の痛みのケアを行い、安全で安心できる手術を行うための最善の麻酔を心がけています。
動物の手術では多くの場合、全身麻酔が必要です。動物の麻酔の際に最も重要なことは動物の安全を守ることです。しかし、残念ながら現時点では“100%安全な麻酔”は存在しません。動物では健康な犬で0.05%(2000頭に1頭)、猫で0.1%(1000頭に1頭)の確率で麻酔事故が起こっています。(David et al.2008) そこで、当院は麻酔事故の発生率を少しでも0%に近づけるために、動物にとって安全で優しい手術を行うために、1頭1頭それぞれの麻酔・手術計画を立てています。
麻酔科[ペインクリニック]の詳細を見る一般歯科
予防歯科から歯石除去・抜歯をはじめ、
歯内治療や根治困難な歯科症例まで幅広く対応しています。
3歳以上の犬・猫の80%以上が歯周病にかかっているといわれています。
“デンタルケアの大切さ”を理解されている飼い主様でも、「歯磨きをしようとすると嫌がる」「ケアのやり方自体がよくわからない」などの理由から、何もされていない方が非常に多いです。そのため歯周病になってしまう犬や猫が多く、さらに歯周病になってしまったとしても気付かれにくいという理由から、病気が進行してしまうケースがよくあります。「気付いたころにはすでに進行している状態」ということを防ぐためにも、普段からのケアと早めの治療がとても大切です。歯科の疾患は、口以外にも心臓・肝臓・腎臓・骨や関節など、全身的に悪影響を与えると言われています。それらの状態を確認するために、歯科の治療を行う前には必要に応じた検査を行います。様々な病気予防の観点からも、デンタルケアを積極的におすすめしています。
消化器内視鏡
多くは異物の誤飲対応において、内視鏡を使用します。開腹手術を行わずに異物を摘出できるため、身体への負担を大きく軽減することができます。
当院では動物用の内視鏡を備えています。人間の場合、胃カメラとしてよく知られている医療機器ですが、動物病院では犬や猫でたびたび発生する「異物の誤飲」(ぬいぐるみ・ボール類・固いガム・骨・石・ひも・裁縫針・靴下・タオル・プラスチック片・植物の種・竹串など)のケースで、消化管内の確認や異物摘出に使用します。
その他にも、胃や食道の組織を採取し病理組織検査を行うことや、粘膜表面を直接肉眼で確認することで下痢や嘔吐などの消化器疾患の診断を行います。
Message 院長挨拶
院長 加藤 憲一
【学歴】日本大学生物資源科学部獣医学科卒業
【研修歴】麻布大学腫瘍科専科研修医
【所属学会】日本獣医がん学会
【主な診療科目】一般外来(外科、内科)、腫瘍科、画像診断科
【資格】獣医腫瘍科認定医Ⅱ種
飼い主様との絆を大切にし、
動物たちに
心をこめた医療を提供する。
プリモ動物病院 上溝 / 腫瘍科・CTセンター院長の加藤です。 当院は2003年10月に開院したプリモ動物病院グループ最初の病院です。
開院以来、
・飼い主様との絆を大切にすること
・少しでも多くの動物たちに心のこもった医療を提供すること
・最新の知見に基づきできる限り安全な医療を提供すること
これらを念頭におきながら、スタッフ一同、最大限に努めてまいりました。
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